「高スペック=臨場感(迫力)がある」ではない説
高性能ゲームの追求
ビデオゲーム機の高性能化
最近、「ソニーのPlaystation5」と「マイクロソフトのXbox Series」といった、新しいコンシューマーゲーム(ビデオゲーム)が続々と発表されましたが、どちらもゲーム機本体で利潤を得ることをやめた、もはやオーバースペックとも言える高性能を売りにして、リリースを控えています。この2種類の新型ゲーム機は、5万円付近に価格を抑えながらPCで同等の性能を得ようとすれば、下手をすればおよそ2倍である10万円が見えてくるような、スペックを搭載しています。
ただ、日本ではPCでゲームを楽しむという層はほとんどおりませんし、お子さんへのプレゼントという名目などで購入しようとしている家庭などでは、ギリギリ手が届く価格帯かなぁと筆者は考えています。
高性能になって何が変わったのか
ただ、「高画質・緻密な物理エンジン」であればより高い臨場感を得られる、ということではないとも筆者は考えております。確かに、高い性能できれいなテクスチャを用いたビデオゲームは一枚一枚の葉っぱが風に揺れる様など、とてもリアリティがあり、ある種の感動を得られることもあると思います。また、夜になったフィールドやマップで上に画面を向けると夜空の星々がとてもきれいに描画されていたりして、少しの間ですが見とれていたりすることもありました。
一昔前では、このようなキレイなゲーム内の映像はムービーを流すなどして表現している事が多かったように思います。
ゲーム映像が高画質で安定してきれいに表現できるようになったことは、大変いいことだと思います。ですが、最近のゲーム、、、特にFPS系(Battlefield・Call of Dutyなど)においては、正直なところ個人的な話ですがあまり興味がわかなくなってきました。
※アサシンクリードなども、個人的にあまり興味がわかなくなりました。
個人的な考察
なぜなのかを、"独断と偏見"を交えた立場から考えたところ、グラフィックの画質などがあがりプレイに必要なスペックが上がっていくものの、シリーズを通してプレイするオペレーション(目標)やプロセス(過程)が変わりないことだと考えました。また、高画質になると様々なシーンに置いてレンダリングがリアルに近づくほど、味気ない無機質な描画になっていくことだと思います。他にも、味気ない描画になることで、攻撃がヒットしたのか否かの反応がわかりにくくなっていることも含まれていると思います。
一人のゲーマーとして
個人的な話ですが、最近ではSteamのトップ(ストア)に表示されるFPSゲームの中に、アニメーション的なエフェクトを用いたもの(例:Borderlandsなど)が増えてきました。ただ、FPSをやるならやはり、元祖・陣取り合戦のルールでプレイして、戦車の主砲で戦闘機を撃墜したり、乗り物にありったけのC4爆弾を貼り付けて特攻したりする遊びをしたいと思いながら、FPSを始めとした今後のハイエンド系PCゲームが、どこに向かうのか見届けていきたいと思います。
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