SSDの普及とHDDの使いみち

SSDとはなんぞや?

Windows7の全盛期からWidnows10の普及期にかけて、パソコンに搭載されている補助記憶(記録)装置が、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)からSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)に、置き変わってきています。特に、デスクトップ型よりもノート型(タブレット・スマホ含む)のパソコンにおいて、この傾向は顕著です。デスクトップ型においてもシステムドライブ(Cドライブ)は、SSDに置き替えられていることが多いです。

以下に、SSDとHDDにおける、それぞれのメリットを箇条書きします。

SSDのメリット

  1. 中身が半導体(ICチップ)なので軽い
  2. 読み取り速度や書き込み速度が早い
  3. 衝撃に強く壊れにくい

SSDは、いわゆる「ランダムアクセス」方式に最適で、HDDの「ランダムアクセス」に要する時間を大幅に短縮できます。また、HDDに必ず必要な磁気ディスクの読み取りに必要なヘッダ(アナログレコードの針のようなモノ)を、搭載しなくても良いので大幅に重量が軽くなっています。さらに、磁気ヘッダが不必要なことで、衝撃により時期ヘッダが磁気ディスクを傷つけてしまうことも無いので、落としてしまうなどの衝撃を与えても、壊れることがありません。


HDDのメリット

  1. 発熱に強い
  2. 容量あたりの単価が安い

HDDのメリットは、なんと行っても記憶容量でしょう。2019年2月では、4テラバイトもデータを保存できるHDDも存在します。また、価格もSSDと比較してかなり安く、SSDの半額程度の値段で同じ記憶容量が確保できます。


SSDの時代が到来

現在ではデメリットもあるが、SSDがものすごい勢いで様々なパソコンで搭載されるようになっております。最後の砦であった、デスクトップ型のパソコンの補助記憶装置でも、標準搭載されることも少なくありません。普及すればするほど大量生産できるようになるので、最終的には、すべてSSDに置き換えられるであろうと筆者は考えています。PCゲームをプレイする上でも、ロード時間が減ったり、インストールにかかる時間も大幅に短縮されるでしょう。2019年2月現在、1テラバイトのSSDは流石に少ないですが、これから多く市場に流通すると思われます。
これから、パソコンを買い換える皆さんには、補助記憶装置にSSDを搭載(採用)しているパソコンを購入することを、個人的にはオススメします。HDDは外付け製品などで大容量のデータを保存するといいでしょう。

余談だが、SSDとHDDの両方のメリットを実現しようとした”SSHD”と呼ばれる補助記憶装置も存在していますが、「あちらを立てればこちらが立たず」といった感じで、ひっそりと消えていきました。