ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違い

※この記事は、ハイスペックのPCゲームをプレイすることを前提としています。
皆さんは、「ゲーミングパソコン」と呼ばれるパソコンを見たことがあるでしょうか?地方のパソコンショップでも展示されていることがありますが、見た感じイカツイ印象を持たれる方が多いと思います。

ゲーミングパソコンの特徴

ゲーミングパソコンの特徴としては、大きく前方に曲面があり場合によっては、筐体内の部品(例:冷却ファンなど)が光っているものが、多くあります。これらのゲーミングパソコンは、確かに高グラフィックの3Dゲームなどをプレイする性能を有していることがほとんどですが、どういったPCゲームを遊ぶかによって、必要なスペックがぜんぜん違うため、オーバースペックであったり、ゲーミングパソコンであるのに最新版のPCゲームがプレイできないこともあります。
また、正直に行って無駄に筐体が大きいので置き場所に困ることが多いと思います。プレイしたいPCゲームが遊べればいいのですが、せっかく買ったのにスペックが足りないような状況になったら、「購入代金を返せ」と言いたくもなりますね。

普通のパソコンとゲーミングパソコン

そもそも、普通のデスクトップ型パソコンとゲーミングパソコンの"性能の違い"は、GPUと呼ばれるICチップが、どの種類のものを使っているかです。GPUというものは、3Dグラフィック(テクスチャetc)を描画するために使用されます。
CPUのグラフィック部門専用のICチップだと考えて問題ないです。(CPUというのは、パソコンでソフトウェアを動作させるために使われるもので、人間の脳の役割を果たします。)

ノートパソコンを除いた、パソコンは基本的に筐体とディスプレイが別々になっており、筐体内で描画する画面をディスプレイに送って表示しています。筐体とディスプレイを繋ぐケーブルは、最近ですとHDMIケーブルが使われることが多いと思います。

もし、PCゲームをプレイするために、ゲーミングパソコンを購入されることは個人的にオススメしません。ここでは省略しますが、スリム型ではない筐体が使用されていて、それなりのスペック(CPUがCoreI5以上でメモリ容量が8GB程度)のパソコンを購入して、GPUは別途、単品で購入したほうが確実かと考えます。ただし、DELL(デル)とHP(ヒューレット・パッカード)といったメーカーは、安かろう悪かろうの製品ですので、避けたほうがいいでしょう。

ゲーミングノートパソコン

ノート型パソコンでもゲーミングパソコンと謳われている製品が存在しますが、これは"確実に購入することをやめたほうがいい"です。

基本的にPCゲームの製品はグラフィックにこだわっている場合、多くの処理が必要です。パソコンは負荷が掛かれば掛かるほど、パソコンの部品が熱を発します。ノートパソコンの場合、さまざまなPCパーツを所狭しと搭載しているため、発せられた熱がパソコンの中にこもりやすく、ゲーム関係のPCパーツのみでなく通常のPCパーツまで熱くなり壊れる可能性が高いです。もし、発熱を制御する機能が搭載されている場合であっても、ノートパソコン内の部品が一定の温度になると、熱による破損を防ぐためにノートパソコン全体の動作スピードが下がることになります。

つまりゲーミングノートパソコンは、「壊れやすく動作が遅くなりやすい」のです。

どのような購入方法がよりベターであるのか

昨今は、デスクトップ型のパソコンを店舗で販売していることは、ほとんどありません。ですので、インターネットなどでGPUが追加搭載できるデスクトップ型パソコンを購入して、ゲームで基幹部品となるGPU(ビデオカード・グラフィックボード)を、別途購入することをオススメします。この方法では、少し自作PCの範疇に入ってきますが、部品を一つ追加するだけですので、あまり高度な知識は必要ありません。
個人的には、BTOサイトを利用するのも手だと考えています。

長くなりましたが、皆さんがPCゲームのために、購入するPCの選択を失敗しないようになれば幸いです。