黎明期にあるPCゲームのサブスクリプション

ビデオゲームの販売形式の変化

ビデオゲームはPC向け家庭用向け問わずに、記憶メディアにゲーム内容を落とし込んで、物理的に売買することが現在においても、一番主流なデファクト・スタンダードの販売形式と思われますが、インターネットのインフラが整うことにつれてビデオゲームの販売形式やビジネススタイルなどが大きく変わってきています。
SNSゲームに代表される、所謂「基本無料・アイテム課金形式」と「サブスクリプション(サブスク)形式」によるビデオゲームで利益を得る方法が登場しました。これら2種類の販売方法では、ゲームを手に入れた瞬間では無く、契約によってユーザーが定期・不定期を問わずお金を払い続けることで、今までの販売方法より大きな収益を得られる可能性があります。

三種類の売買形式

現在において、ゲームを配信してお金を得る方法は、三種類あると考えます。次のとおりです。

  • ゲームの購入時に支払う売買
  • オプション(アイテム)の購入時に支払う売買
  • 月ごとや年ごとに一定額を支払う売買

これらの、販売方法ではどのような違いがあるのでしょうか。一つずつ特徴を上げてみましょう。

ゲームの購入時に支払う売買

売買契約で、一番シンプルでビデオゲームに限らず他ジャンルの売買方式でも、一般的に採用されている売買方式です。一部例外がありますが、お金を払って手に入れれば自由に使うことが出来る方式です。デメリットは、売買対象がデジタルコンテンツの場合、販売した相手に複製される可能性があることくらいでしょうか。古くからある売買方式ですので著作権といった法律があり、先程デメリットであげた部分も法律でカバーされていて、不正な販売がされにくいマーケットを築いています。

オプション(アイテム)の購入時に支払う売買

ソーシャルゲームで、よく取られがちな売買方式で、所謂「基本無料・アイテム課金」という体でお金が流れる販売方式です。ゲームの入手に対しては一番ハードルが低い反面、やり込めばやり込むほどいつまでもお金の流れが発生してしまい、トータルコストではユーザーに金銭面での負担がかかる、売買方式です。10年ほど前、「DLC商法」という名前で発生した販売形式が元になっていると、個人的には考えています。

月ごとや年ごとに一定額を支払う売買

ビデオゲーム業界にとっては、一番新しい方式かと思います。一定額を支払う代わりに、用意されたビデオゲーム類がプレイできる販売方式です。今、ビデオゲーム界隈では多くの企業が覇権を取ろうと、次々と参入が発生しています。結果として、 2020/11/11 現在では、10前後以上の企業が参入しているところです。定額制のサービスは他業種では多くありましたが、いよいよビデオゲーム業界にもサブスクリプションという言葉とともに流行していると感じております。

サブスクリプションはお得か?

三種類ほどビデオゲームの販売方式を挙げてみましたが、サブスクリプション形式の販売方式は、一番最後に挙げた「一定額を支払う売買」にあてはまるでしょう。一定額を支払えば、時間が許す限りビデオゲームが遊びたい放題なので、コアなゲーマーであるほどコストパフォーマンスの良い販売方式であると考えます。しかし、繰り返しになりますが、ビデオゲーム業界ではまだ未成熟な販売方式であるため、多くの企業が囲い込みをしており、結局多くのビデオゲームタイトルをプレイ仕様となると、多くのサブスクリプションを提供している企業と契約しなくてはならないため、今はまだ利用するのは早いかと思われます。今は多くの企業が競争をしているので、それが終わり定番のサブスクリプトサービスが出現してから利用を開始しても、遅くはないと考えております。