【マルチプレイ】オンラインゲームで必要な回線品質
※結論だけ知りたい方は、最後の目次までどうぞ。
デジタルゲームにおけるインターネットの存在感
元来、デジタルゲームは個人手でプレイするのが定石でしたが、今ではオンライン回線で協力プレイをしたり対戦プレイをしてリできるようになり、デジタルゲームにおけるオンライン回線の存在感は大きくなってきています。
実際にコンシューマーでも、Switch(任天堂)・Playstation4[5](ソニー)・Xbox one[Series X](マイクロソフト)の全てで、インターネットに繋いでプレイすることは、特別な遊び方ではなくなってきています。また、汎用機(スマートフォン・パソコン)においても、オンライン回線を通してインターネットの向こうの相手と、一緒に遊ぶことは当たり前の時代になっています。
オンラインプレイのために必要なネットワーク品質
デジタルゲームにおいてオンラインプレイの際には、クライアントサーバー型かP2P(ピア・ツー・ピア)型のどちらかの方式で相手のデジタルゲームとタイミング(同期)をはかる必要があります。インディーズゲームなどでは、デジタルゲームのためにサーバーを運営するコストが大きいため、P2P方式で情報をやり取りする傾向が多いと考えています。逆に、メジャータイトルでは、潤沢な資金力からクライアントサーバー型が多いでしょう。
ただし、どちらにおいてもオンライン環境は必須でありインターネットに繋がっていなければ、当然ですがオンライン上の相手と協力・対戦といったプレイを一緒に遊ぶ事は出来ません。
インターネット伝送網の歴史
インターネット回線につなぐために、昔は電話回線をオンラインの回線に見立て、電話回線を専有する形でホームページの閲覧など、オンラインの回線での基本的なことを実現していました。その後、ISDNや今も続くケーブルTVの回線を利用するようになり、いくらかネットワーク回線の速度が速くなり、インターネットと電話が同時に使えるようになりました(初期のオンライン回線ではPCをインターネットにつなげている間、電話が使えない仕様でした)。
次に普及したのは、ASDLと呼ばれるこれまた電話回線を利用した通信方式でした。ただ、ASDLの場合、通常の電話回線を利用しますが、電話で使用する周波数帯とは異なる周波数帯(それもかなり高い)を論理的に組み合わせたことにより、各自宅で周波数ごとにオンライン回線の情報を、電話とASDLに切り離すため電話回線一本で、どちらも同時に使用可能な大衆的なオンライン回線の通信方式となりました。
ASDLのオンライン回線を利用した通信方式は、かなり長い間他のオンライン回線方式に比べ普及していましたが、デメリットも存在していました。それは、インターネットの出入り口となる基地局から遠くなればなるほど、オンライン回線の品質が落ちてしまうのです。元々、高い周波数になればなるほど、遠くに正確に情報を送ることは難しくなりまして、ASDLは当時としては、高い周波数帯を利用していたため、基地局と自宅の距離が遠ければ遠いほど、それこそモデム時代の電話回線に毛が生えた程度のスピードしか出ない家庭もありました。
そして最後に、現在では主に使用されているのは、光をオンライン回線の信号に利用した光通信が普及しています。光通信は距離によるパケットの信頼性もさることながら、最も早い光速を利用するため、どこの家でも一度工事などして建物に引き込むことをすれば、かなりの速度と信頼性を備えたオンライン回線として、利用されています。
オンライン回線で大切な要素は「安定性」
筆者は、訳ありまして現在「UQ Wimax」と呼ばれるサービスを利用して、インターネット接続をしています。他に同じようなサービスとして「Softbank Air」と呼ばれるものがありますが、使用感としては同じものだと考えます。ただ、「UQ Wimax」では、一定値以上のネットワーク通信が行われると、オンライン回線の速度が1Mbpsにまで、落とされてしまいます。
今回のタイトルの結論は、通信制限適用時(1Mbps)にオンライン回線がどのへんまでできるかで判断します。あくまで、著者自身の環境における結果ですので場合によっては異なるかもしれませんが、FPSの"Apex Legends"(エイペックス)やRTSの"Age of Empire 3 Definitive Edition"(AoE3DE)といったゲームタイトル、全く問題なくオンライン回線上で遊ぶことができました。つまり、以下のようなイメージです。
安定度 > > > > > > > > > > 速度
pingコマンドの結果が安定しているのであれば、限界はありますがどれだけスピードが遅くてもオンライン回線を利用したデジタルゲームは遊び続けることが可能であると言えます。
ただ無線LAN使用時には電子レンジを使うことは控えましょう。速度及び安定度が高くても、接続できなくなりますよ。
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