PCゲーム管理ソフト
ゲームソフトの販売方法は、10年以上前ではカセットや光学ディスクにゲームプログラムを購入することで、ユーザーがゲームソフトを入手するような形式だった。当たり前だが、物理的にゲームプログラムの入っているオブジェクトの中にあるゲームプログラムをコピーして、売買することは禁止であると同時に敷居が高いため、実際に行うものは少なかった。しかしながら、パソコンが普及してくると、パソコン向けのゲームソフトにおいてはパソコン内のハードディスクにコピーすることが多かったために、P2P型のWinnyなどのデータ共有ソフトに、ゲームプログラムを流されダウンロードして不正入手される事件もあった。
数年前、一般的なパソコンに対してゲームプラットフォームを構築するゲーム管理クライアントソフトが登場した。以前から、パソコン向けにもゲームプログラムを売買するショッピングサイトは存在していたものの、上に述べたように不正コピーの被害があり、日本においてパソコン向けのゲームの市場規模は小さいものだった。2003年、パソコン上にゲームプラットフォームを構築するクライアントソフト及びパソコンゲームのダウンロード販売などを一貫して、管理することが出来るソフトウェアが登場した。Steam(スチーム)だ。Steamというソフトは、ゲームをダウンロード購入することができ、Steamを使って購入したゲームプログラムの不正コピーなどが出来ないようになっており、海外のゲームメーカーはSteamを利用する販売方法が急速に増大した。瞬く間に、Steamが取り扱うソフトは爆発的に増え、また、Steamのようなパソコン上にゲームプラットフォームを構築する管理ソフトもいくつか登場した。
世界的に大規模なゲームの販売業者が取り扱っている、ゲームプラットフォームは以下の通りだ。
- Steam
- Origin
- Ubisoft Connect
Steam
- 開発・運営
- Valve
- サービス開始年月日
- 2003年9月12日
- 対応OS(PC only)
- Windows・Mac(iOS)・Linux
- 日本語
- 対応
一概に、海外産PCゲーム(洋ゲー)をプレイしているユーザーなら、知らない人はいないとも言えるほどメジャーであるゲーム管理クライアントソフト。Steamに対応しているPCゲームは、Webサイトと公式デスクトップアプリ(以下、Steamアプリ)から購入することができる。購入したゲームを起動するには、Steamアプリを実行していないと起動する事ができないため、実質Steamアプリをインストールする必要がある。
Origin
- 開発・運営
- エレクトロニック・アーツ(EA)
- サービス開始年月日
- 2011年6月3日
- 対応OS(PC only)
- Windows・Mac(iOS)
- 日本語
- 対応
Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)社が、自社から発売しているPCゲームのゲーム管理クライアントソフト。Originに対応しているPCゲームは、Webサイトと公式デスクトップアプリ(以下、Origin)から購入することができる。購入したゲームを起動するには、Originを実行していないと起動する事ができないため、実質Originをインストールする必要がある。
PCゲームを始めたばかりの初心者は、エレクトロニック・アーツ社(以下、EA社)と聞いて知らない人もいるかも知れないが、「シムシティ」や「バトルフィールド」、さらにはFIFA(国際サッカー連盟)公認のサッカーゲームである「FIFA」といった、大規模タイトルを世の中に送り出しているゲーム会社である。このようなビッグタイトルを複数、売り出していることからOriginでは、EA社がパブリッシャーを担当しているPCゲームタイトルのみ扱っている。
Ubisoft Connect (Uplay)
- 開発・運営
- ユービーアイソフト(UBI)
- サービス開始年月日
- 2015年6月9日
- 対応OS(PC only)
- Windows・Mac(iOS)
- 日本語
- 対応
Ubisoft Entertainment S.A.(ユービーアイソフト)社が、自社から発売しているPCゲームのゲーム管理クライアントソフト。Uplayに対応しているPCゲームは、Webサイトと公式デスクトップアプリ(以下、Uplay)から購入することができる。購入したゲームを起動するには、Uplayを実行していないと起動する事ができないため、実質Uplayをインストールする必要がある。
ユービーアイソフト社(以下、UBI社)の代表作としては、「トム・クランシーズ」というタイトルの付いているシリーズがある。「トム・クランシーズ」のシリーズは、基本的にジャンルをFPSとして開発・発売を行うのが通常であるが、稀に他のジャンルでも「トム・クランシーズ」のシリーズとして市場に出してくることがある。例えば、RTSのジャンルでコンシューマ機を含めたマルチプラットフォーム発売された「トム・クランシーズ エンドウォー」が存在する。
また、「アサシンクリード」シリーズもUBI社から発売されており、前述のEA社に及ばないが、ビッグなゲーム会社の一つと言えるだろう。もちろん、その他にも魅力的なタイトルを発売しており、日本の有名なゲーム会社である「スクウェア・エニックス」と業務提携している。